Interview#18

倉庫のような空間を自由に彩る!
DIYで育てる家づくり
神奈川県 Y様

神奈川県 Y様

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倉庫のような空間を自由に彩る!DIYで育てる家づくり

もっと自由な庭づくりを楽しみたい、そんな思いから始まったY様ご一家の家づくり。緑がまぶしい庭を抜けて中に入ると、広々とした倉庫のような吹き抜け空間に、アンティーク雑貨がお店のようにレイアウトされていました。統一感を保ちながらにぎやかに彩られた住まいで、好きを追求するY様の暮らしをご紹介します。

探し求めたのは『倉庫みたいな家』

探し求めたのは『倉庫みたいな家』

以前はフルリノベーションの団地に住んでいたY様。和室を洋室にしたり、障子を古いガラスにしてみたり、出来る限りのDIYやインテリアを楽しんでいましたが、奥様には“もっとお庭づくりを楽しみたい”という夢がありました。

「団地だとベランダくらいしか出来る場所がないので。仕事の行き帰りに素敵なお家が目に留まるとつい立ち止まって、どんなふうに飾っているのか、植栽はどんなものが好みなのか、一つひとつ頭の中に入れながら家を探し始めちゃったんです」。

ちょうどその頃、ご実家の隣の古い家を取り壊すことになり、隣に住まないかという話を受けてその土地で家づくりをスタートすることに。

「とにかく変わった家が欲しくて、武骨でシャビーな感じというか。いろいろ探してみても欲しい家が見つからなかったんですが、『倉庫みたいな家』で探してみたら、この家に出会ったんです。梁の感じがよくて、一目見たときにこれだなと思って一気に欲しくなっちゃって」。

好きなものを好きなだけ詰め込んで

好きなものを好きなだけ詰め込んで

もともと好きで集めていた雑貨は、ダルトン、アメリカ国旗、コカ・コーラやジャックダニエルモチーフのものなど、インダストリアルな建物の雰囲気にピッタリ。前の団地では飾り切れずに仕舞い込んでいたものもあったそうですが、今は心置きなくレイアウトされて空間づくりを楽しんでいらっしゃいました。アンティークショップを回って少しずつコレクションを増やすのが楽しいのだとか

「高価で手が出ないものもありますが、いいなと思ったものはテイストを覚えておいてDIYしたり、ジャンク市で掘り出し物を見つけたりするのも楽しいです。少し傷が入ったりしていても上手く見つけ出したものって、一層愛着がわくんですよ」。

休日は近くの海で貝殻や流木を拾ってきてはエクステリアに生かしたり、ご主人は釣りを楽しんだり。釣果を捌くのはご主人の担当で、ご夫婦一緒にキッチンに立つことも。そんな暮らしを支えるのがWOODONEのFRAME KITCHEN。アイアンフレームと無垢材の組み合わせが家全体のトーンにしっくり溶け込んでいます。

キッチン横は、将来的にご夫婦の居室とすることも考えてあえてパントリーを設けず、普通の部屋にしてお子様の遊べる空間になっていました。料理中も様子が見えるので安心なんだとか。見せる収納をうまく使いこなすことで、パントリーがなくてもまとまりがあるキッチン周りが成立していました。

作り続ける理想の庭と暮らし

作り続ける理想の庭と暮らし

お家づくりの大きな動機の一つだった庭は、ほぼゼロからご夫婦でつくりあげたもので、通りがかりの人が思わずお店と勘違いして迷い込むほど見事です。植栽は苗から育てたものが大半で、手間をかけた様子が庭全体からうかがえます。隣に住むお母さまも植物が好きなので、一緒に庭いじりを楽しんでいるのだとか。

ご主人はDIYが得意で、庭のウッドフェンスや門柱づくり、レンガ敷きなど、休みの日に少しずつ作業を進め、1~2年でおおよそ今の形を完成させました。「でもまだまだ途中で、次は庭にキノコの形の小屋を作る予定です。あとは、冬場の寒さに弱い花のためにビニールハウスも欲しがっていて、次々にアイディアを出してくるんです。一つずつね、と言っているんですけど(笑)」。

海が見える見晴らしの良い屋上も、家づくりで絶対に実現したかったポイントの一つ。夏は花火大会を眺めながらバーベキューを楽しみ、冬には鍋パーティーで賑やかに過ごすことも。かわいらしい白の小屋も手作りで、挽いたコーヒーを飲みながらリラックスできる空間は奥様のお気に入りです。

「リモート会議の日にあそこで仕事をしていると、どこにいるんですか?と驚かれるんです」と、ニコニコと話してくださいました。屋上からの景色と手作りの小屋が、日々の暮らしにちょっとした特別感を添えている様子がうかがえます。

齢を重ねても暇のないおじいちゃん、おばあちゃんになりたくて。いろんなことに挑戦していきたいな」と奥様。
ぜひこれからも、ご家族で住まいを育てながら暮らしを楽しんでくださいね。